kogin*bear styleの看板商品の、こぎん刺しを施したテディベア「総刺しこぎんクマ」。
誕生までの経緯と、こだわり、意味などを紹介していきます。
■こぎん刺しのテディベア誕生(2011年)
こぎん刺しのテディベアを作り始めたのは、2011年。
きっかけは、都内でテディベアのイベントに共同で出展したことでした。
様々な作家の、たくさんののテディベアがあるのを知り、
個性を出さないと埋もれてしまうと思い、
かつて住んでいた青森県弘前市のこぎん刺しを思い出しました。
こぎん刺しがどういうものかは知っていましたが、経験はありません。
そこで、こぎん刺しの本とキットと本、材料を検索して購入し、独学でこぎんを始めました。
実際に刺してみて、テディベアに取り入れた第1号が、2011年7月21日に生まれた、こぎんクマ「くろすけ」です。ツキノワのないツキノワグマ「ミナグロ」で、足に こぎんの入った一風変わったクマです。
このクマが、自分の仲間のこぎんクマに出会っていくというストーリーで製作を開始しました。
型紙も新たに作り、少しつぶれたような頭、先端が丸く平らな手足の形がこだわりです。
■総刺しこぎんクマ誕生(2013年)
もっとこぎんの模様が楽しめるようなテディベアを作りたいと思い、新たに型紙を作りました。
2013年2月、頭中央と胴体半分、足底にこぎんを入れた「総刺しこぎんクマ」のデザインが生まれました。
こぎん刺しの総刺し模様を大きく取り入れ、頭と手足が回るのが特徴です。
大きさは2種類あって、今の総刺しこぎんクマ中と小の原型です。数点作り、2013年のこぎんフェスに出品しました。
こぎん模様と色、素材の組み合わせで、自然や季節、誕生石、感情など様々なテーマを表現しています。クマだけでなくウサギや猫、パンダも生まれました。
主なサイズは、
総刺しこぎんクマ中:高さ9cm(耳を入れると10cm)×横9cm,奥行9cm
総刺しこぎんクマ小:高さ7cm(耳を入れると8cm)×横7cm,奥行5cm
総刺しこぎんクマシリーズは、あえて目鼻をつけていません。
それは、自分が嬉しい時は一緒に喜んでいるように、悲しい時はそばにいて励ましてくれているように。
そばにいる人の気持ちに合わせて、様々な表情に見えるようにしたいから。
そして、こぎん刺しの模様をより目立たせたいから。
こぎん模様が綺麗に出るようなバランスを考えて、型紙を置いて切り出しています。
表現したいテーマに合わせて、伝統の模様から選んでいます。
模様について詳しくは、模様について説明した KOGIN LAB&SALON もご覧いただけると幸いです。
「てこなこ」:蝶の意味。さなぎの時期を経て美しく舞う蝶は生まれ変わりを表す吉祥模様。
「だんぶりこ」:
「だんぶりこ」は、とんぼのこと。「勝ち虫」とされ、勝負ごとに縁起が良い。
古作模様:着物にほどこされた、こぎんの写真をもとに描き起こした模様。四つの氷の塊の意味の「四つこごり」の模様。
「豆この連続」:豆は「健康(まめ)に暮らす」ことから健康の縁起模様。
「亀甲」:
亀は万年で知られる亀の甲羅をかたどった、長寿の縁起模様。
「梅の花」:寒さに耐えて花を開く梅の花は、「努力が実る」の意味があるとされる。「産め」と同音なことから、安産祈願も。
一人暮らしのインテリアに、結婚のお祝いに、海外の方への贈り物に。
小さなテディベアは、そこにいるだけで私たちの心を和ませてくれます。
どんな時も何も言わずそっとそばにいてくれる存在に、私も何度も励まされてきたように思います。
何かと人とのつながりが薄れがちな現代、気持ちを伝えたり、誰かの心の支えになれるような存在でありたいと思います。
ペアにすると、結婚式の贈り物にも最適です。お子様が生まれたら、小さいサイズもあるので、誕生記念にも。
(総刺しこぎんクマ、総刺しこぎんウサギ)
それぞれ、テーマが表現されているので、季節を感じるインテリアにも最適です。
(総刺しこぎんクマ 五月人形)
小さいので、雑貨やミニチュア小物と一緒にディスプレイしても。
(総刺しこぎんクマ)
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